標準解答例にたびたび現れる光庭。
基本的にはそれ自体を要求されたりはしていません。
要求されてないのに示される事があるということは、採点に何らかの影響がありそうです。
採点項目としては配置計画か立体構成が考えられます。少なくとも空間構成の要素にはなると思います。
室に面した位置であれば、トップライトと似たような効果という意味で、所要室の快適性にも当てはめられるかも知れません。
もちろん、言うまでもなく光庭を計画しなかったら減点ということではありません。
平成15年の光庭です。
旧試験は面積がギチギチだったようで、光庭を設けるのも一苦労です。
標準解答例でも、狭い光庭を計画するので精一杯みたいです。
実際、当時の受験生で光庭を計画した人なんて殆どいなかったでしょう。今でもあまり見かけません。
もし、今の試験で設けるのであれば、1コマ以上の広さが欲しい気がします。
建物の中央に計画していることもあり、各部門の境目というか、各部門に対して採光を確保することで、建物全体を明るくするような効果がありそうです。
標準解答例①でも1階の駐車場にトップライトが設けられていて、暗くなりがちな駐輪場を明るくしたかったんでしょうか。確かに①より②の駐輪場の方が明るそうな気がしてきます。
光庭の位置は、断面図の切断位置としたくなるところですが、標準解答例では別の位置にしていますね。
この標準解答例では、要求されているものを含めて、エントランスの吹抜け(1F-2F)、図書室内の吹抜けと階段(2F-3F)、光庭、RFLのトップライト、3FLのトップライトと、いろいろ面倒な要素があります。
立体構成の参考にしてもいいかもしれません。
平成27年のボイドです。
立体構成でも説明しましたが、エントランスホールの採光確保が要求事項となっていて、その解決策として、このような配置計画・立体構成としているようです。
この標準解答例では、エントランスホールの採光を確保するとともに、2階の採光、基準階の廊下の採光も確保できるようボイドを配置しています。あと通風もですかね。
平成25年の②もそうですが、光庭を計画するのであれば、これくらいの広さがあった方が良いと思います。確保できれば、の話ですが。
光庭は、要求されていない場合、計画が難しくなるのでやりたくないところですが、要求される可能性が無いわけではないので、練習しておくのもいいと思います。


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